最近、私のYouTubeを見てレッスンの連絡を下さる方がよくいらっしゃいます。

きっと、YouTubeをやっていなかったら出会わなかったであろう、遠方にお住まいの方が多く、小学生〜大人の方まで、多岐に渡ってご連絡いただきます。

物凄く頑張っている小学生や中学生が、コンクール前に単発でセカンドオピニオンとして見て欲しい、

大学で経済学を教えていらっしゃる先生が、久しぶりにハノン・ツェルニーからしっかりやりたい(昔音大に行こうか迷っていた程の腕!)

などなど、皆様目的もそれぞれ違いますが、一つ言えるのは!!!

本当に皆様やる気が凄い、、ということ!!

あのYouTubeは生徒募集のためにやっているわけではないので(本当にみんなに上手くなってほしい一心で始めた😂)、

そんな中で連絡をして来てくださるというのは相当の勇気と熱量がないと、なかなか難しいと思うんですよね…。

だからそういう方々のレッスンをするのはとても楽しいです😊😊

ほぼ皆様遠方の方なのでオンライン上でのレッスンになりますが、オンライン・対面いずれも単発レッスンは30分5000円、1時間10000円いただいております🌟

もし、受けてみたいな〰という熱意ある方はご連絡ください😉(と言っても、あのYouTubeとこのホームページは全く紐付いてないんですがね!!😂爆。)


さてさて、今回はレッスン後のおすすめの過ごし方についてでしたね。

実は今日、レッスンだったある生徒さんに、「まずレッスンから帰ったら、レッスンで言われた内容を必ず全部記録することから始めてね」と伝えたところ、

「ピアノを弾いていないと時間の無駄!と親に怒られるんですが、どうしたら良いですか?」と😱😱

オーマイ!!こ、こ、これは大変…。。

と思い、もしかしてそういった勘違いってどこのご家庭でもあったりするのかな…と思ってこの記事を書くに至ったわけでありまス。

まず、レッスンが終わったら、レッスンの内容を自分の中に落とし込む時間が絶対に必要です☝

レッスン後のステップは、

①レッスンの録画を見る
②見ながら自分の手を動かして記録する
③それぞれの改善点を実際に直す
④全て記憶する
⑤自分で消化して、自分のものにする

といった感じになるかと思います。

このステップの中には、決して音を鳴らすばかりのものではないものもあります。①や②は、むしろ無音で、黙ってレッスンの録画を見ながら楽譜とにらめっこする作業になります。

大体、1時間のレッスンを一時停止して記録しながら聴くとなると2〜3倍の時間は掛かります。

何してんの?!サボってる?!と思われる方もいらっしゃるかもしれないのですが、実はこれが一番!!!!大切な作業なのです。

練習というのは、ただ同じように演奏をして同じように音を鳴らしても、自分の悪い癖を助長させてしまうだけなので、それならむしろ何も弾かないほうがマシだったりします。

自分の”耳で弾ける”ようになるまでは、

第三者の…(第三者、というのは確実に自分より上手い存在・自分より耳が良い存在のことです。となるとやっぱりこれは親でもなく…信頼できる、自分のついている先生になると思います)

意見が絶対に必要不可欠です。でないと、独りよがりの演奏になってしまうからです。

ちなみに私が自分の耳で自分の音を聴けるようになったのは大学院を卒業してから。……いや、嘘ついた。今も自信はない。やっぱり自分の演奏を録画すると100億個くらい色んなことが気になるもんね……

まぁとにかく、

自分の耳で自分の音を聴けて、それを実際に音楽に出来る技術力があって、曲に対して色々なひらめきを編み出せる人

でもない限り(なかなか難しいですよね😂w)、やっぱり先生の言ったことを次のレッスンまでに改善する、というのは最低限のことだと思うんですよ。

そこで絶対に必要なのが、

レッスンの録画を見て徹っっ底的に直す!

プロセス。

私は、今でこそ

レッスンの録音を聴きながら、先生が何か仰った時に一時停止してその場で実際にピアノを弾いて瞬時に直して定着させて、次の改善点に行く…ということが出来るようになったので、楽譜に書きまくるということは無くなりましたが、

瞬時に記憶できる自信がなければ、絶対に楽譜に記録しないといけないです。

私は昔から、先生用の楽譜と自分用のコピー譜を作って、先生が仰ったことは自分用のコピー譜に全て書き込んでいました。

毎回いつ言われたものかわかるように、ペンの色とかも変えてたな〰。

そうやって、先生が仰ったどんっなに小さいことでも直そうと努力する。

それが、やっぱり突き抜けられるかなれないかの違いだと思います。

先生が言っていることがよくわからなかったり、技術的な大きい問題だったりすると一朝一夕では治らなかったりするので、本当に時間ばかり掛かる辛い作業ですが、

それで合ってます。むしろ10年に一人の天才(藤田真央くんみたいな……)とかじゃない限り、誰もが通る道、というかそれしか道は無いです。

改善点を全て記録できたら、それを実際に直す作業に入ります。

これが、やっぱり難しい。

記録するのも、もちろん難しいですよね!!先生が何言ってんだか分からなかったら、記録もできない訳ですから。

ただ、実際に”出てくる音として直す”という作業は、本当に大変です。

でも大丈夫、これ、何度も何度もやっているとどんどん慣れてきます✌

慣れてくると、どうなるかというと…先生のレッスン中に、言われた瞬間に直せるようになります。

こうなってくると、話は早い。

練習もスムーズに行くし、実際にレッスンでもスムーズに事が運ぶので、沢山の曲を見てもらえます。

で、次の

④記憶する

これも、やっぱり慣れるまで大変!!

とにかく力技でとにかく時間を掛けて覚える、!!!!!

みたいな、

私の夫の受験勉強のような😂(そもそもそれだけの努力が出来ることに対して私は物凄く尊敬するが……)

方法を取っていれば、何となく練習していても覚えていくかもしれないが、

レッスンってほぼ毎週ある。

ということは、沢山の曲の中の数多ある改善点・注意点を、おおよそ6日間で全て覚え切らないといけない…というのはなかなか大変なわけで。

是非ここは、より効率的なものを選択して行きたい。

というわけで、私が生徒さんみんなにオススメしているのが、

付箋de暗記法

はい。その名のとおり、

まず注意点一つにつき1枚ずつ、付箋に書き込んで、それを該当箇所にまず貼るんです。

出来るようになっても、貼っておく。

それで、

確実に覚えられたら

付箋を外すんです。

6日間で、全ての付箋が取れることが目標!

一回のレッスンで、何十枚も付箋を消費することになりますが😅😂、100円ショップで沢山入っているものが売っています!! (鉛筆で書ける紙の付箋をオススメします🌟)

とにかく、付箋なんかより毎回のレッスンの方が勿体ない!!ので、ケチる必要ないのではないかなーと😊

さて、そんな感じで覚え切れても、実はまだ”よく頑張りました💮”というレベルで…、

何より次が本質を問われる

⑤自分で消化して自分のものにする

ターンですね。

これが、やっぱり自分の音楽を持っているのと持っていないのとでは圧倒的な差が出る。

日頃から色んな音楽(…オペラやオーケストラなど🎶)を聴き感動し、泣ける小説を読んで泣いて、面白い映画を観て笑おう。

それが、長い目で見たら何より大切なことだったりする。

(ドイツの練習会場からの景色。こんな景色見ながら練習出来るとさ、なんか違う感じするよね。うん。)


はい、というわけで今日はなんだかピアノの先生っぽい記事でしたぁ😂

コンクール前、発表会前、など本番を控えている皆さん、是非一度こちらの方法でルーティーンを組んで練習してみることをオススメします✨

また、もっと良い練習法あるよって方は是非教えてください😎💕💕

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